子どもの話にどんな返事をしてますか?
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子どもを育てるのに必要なのは愛情だけ、と思っている人は意外と多いのではないかと思いますが、本書を読むと愛情だけではだめなのかも、と思わされます。言葉は本人が思っている以上に強い影響力があって、ましてや子どもにとって絶対の存在である親の言葉のもつ影響力がどれだけ大きいかは想像に余りあります。実際、人の親となった今でも、小さいときに親に言われて傷ついた言葉というのは忘れられないものです。
火やはさみは使いこなすととても便利なものですが、使い方を間違うととても危険です。言葉にも同じことがいえるのだと思います。
子どもは聞きたいことをストレートに口にするわけではないというのは目からウロコでした。なぜそんなことを聞くのだろうと親は考えなくてはいけないのですね。
我が家ではまだ会話もおぼつかない1歳児ですので、だいぶ先の話なのかなあと思いながら読みましたが、基本的には子どもを傷つけない、貶めないための会話のノウハウ本という印象でした。
口先でまねるだけではなく、何度も読んでその真意を自分にしみこませないと対応できないかなあと思ってしまったり。実際、だいぶ前に一度読んだのですが、最近になってすっかり内容を忘れてしまってまた読んだという経緯もあります。
ウソを誘発するような話し方をしない、これはかなり自制心が必要そう。
子ども相手だけでなく、大人相手にもいえそうです。
つまり、子どもが親に言いたくないと思うような事実を知ってしまったら、
子どもの口から言わせようとしないで知っているよと伝えてしまうということです。
それを質問したりするので子どもはしかられたくなくてウソをついてしまうことになります。
でも、子どもがなんというだろうと質問したい誘惑にかられますよねぇ・・・
また、大人は子どもを天使のように思いたがりますが、
子どもだって人間だから悪い感情をもつこともあります。
大人からみて好ましくない感情をもっていたからといってそれを責めず、
好ましくない行動だけを制限すべきなのだそうです。
感情をもつことを責められると、子どもは親に本当のことを話してはいけないと学ぶだけなのだとか。
読めば読むほど納得のいく話ばかりですが、何しろ翻訳本なので、会話をそのまま応用できるかといえばちょっとむつかしい。正直、そのままいうのは恥ずかしい会話が多いです。こなれるのにやっぱり時間がかかります・・・