ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還

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ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間

 

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ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

 

 

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今日観てきました。すごくおもしろかったし、途中、涙ぐむシーンもありました。でも・・・あらためてこうやって感想を書こうとすると、なぜだかとても陳腐な言葉になってしまう。ファンタジー文学の原点ということもあり、物語の基本に忠実なんですね。ベースにながれるテーマは友情、心の弱さと打ち勝つ勇気といった、今となっては耳たこな内容なわけです。でも、とても上質な仕上がりで、原作の力もさることながら、映画としての完成度も非常に高いと感じました。折りしも今日はアカデミー賞の発表があり、なんと史上最多の11部門受賞だったそうです。実は、出演された俳優さんたちはこの映画を見るまでは知らない人たちばかりで、内心、「いくら超大作だか知らないけど、有名な俳優さんを使えばいいのに・・・」なんて毒づいていました。ところがところが・・・蓋をあけてみれば、指輪物語の世界観にしっくりはまっていて、すっかり引き込まれてしまいました。レゴラス役の人なんてもう、なんてハンサムなの!とすっかりうっとりです。それにわたしが知らなかっただけで、結構皆さん有名な方たちなんですね。(あ、エルロンド役の人は知ってましたけど。マトリックス好きなので)

と、まあ総括はこのへんで。これからご覧になる方は、3時間以上の長丁場なのでトイレはすませておいてくださいね。わたしは恥ずかしながら一回席をはずしてしまいました。とほほ。

 

以下、ネタバレありなので、まだ見てない人は読まないでくださいね。

 

まず、この映画のテーマの一つである、心の弱さ。これがこの映画の最大の魅力でもあります。欲があまりないため比較的誘惑に強いホビット以外はみんな、指輪への誘惑にかられます。しかしながら、仲間たちはその試練に耐え、フロドを助けるため、命懸けの作戦を決行するのです。この「しかしながら」、これが人間の弱さゆえの強さなのだと思います。指輪を捨てる使命はフロドのものであり、フロドにしか実行できません。それを理解したサムの、「あなたの重荷を背負うことはできないが、あなたを背負うことはできます!」という台詞にも涙ぐんでしまいました。サムだってフロドのそばにずっといて、指輪の影響をうけていないわけがないのに、フロドへのやさしさが心に染みます。また、「二つの塔」でも戦闘シーンは圧巻でしたが、今回も健在です。アドレナリン全開です。わたしは臆病な人間なので、こういう場面では結構びびってしまうのですが、それでも、大切な人を守るため勇敢に戦う人の姿はとても美しいと思います。