シンプルに育てる7つの方法

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基本は自然育児の考え方にのっとっている本です。

でも、無理して育児がつらくなるのは本末転倒、楽しく育児できることが大事、というバランス派の考え方のよう。読んでいて胸のつかえがとれるような思いがします。

自然育児で育てたい、と思うと、ついがちがちになってしまって、少しもはみ出してはいけないような気持ちになってしまいがちなのですが、どうもそれって変、と最近思っていました。

皮肉なことに、そう思うきっかけになった小児科の先生がこの本のアドバイザーとして登場していたのですが・・・

 

たとえば、生まれる前は、紙おむつだと頻繁に替えるのが不経済だし、布のほうが愛情がこもっているのかなあと思っていましたが、実際はおむつを洗っている間があったら抱っこしてくれと子どもは泣きわめく事態におちいってしまいました。子どものため、と布にしても、おむつを洗う時間を子どもは抱っこする時間として望んでいるとしたら、これこそ本末転倒ですよね。10ヶ月を過ぎたこのごろは一人遊びもするようになったので、ぼちぼち布を使ってみたりしていますが、それも子どもの様子を見ながら、ほんとにそれが子どもの望んでいることかと自問しながらやらないとただの自己満足になってしまうと思います。

 

その小児科の先生はがちがちの自然育児派の先生でした。おっしゃっていることは特に間違っているとは思いませんでしたが、あまり子どもの様子を見てくれていなくて、先生の持論をただ主張されているように思えたので、主治医としてお願いする気持ちになれなかったのです。基本は自然育児の方法で育てたいと思っていますが、それでも子どもは100人100様、自分の子どもになじまない部分は臨機応変でいいのではないかと思っているのです。

その気持ちをくみとってくれる本だなあと感じました。

 

よく、働くママと専業ママについて、たいていの本はどちらかに味方するような内容になりがちですが、

どっちもすばらしくてどっちも大変、という扱いは拍手だなあと思いました。

どういうライフスタイルを望んでいるかの違いだけで、ちっとも対立するようなことではないんですよね。

また、専業ママが陥りがちな「母子密着」に警鐘をならしているのもまったく同感です。

子どもは母親が育てるのがベスト、上手な保育士さんにみてもらうのがセカンドベストということに異議を唱える人は少ないと思いますが、密室で2人きりで子育てするのは決して子どもの心にいいことではないそうです。

子どもにとって理想的なのはママとたくさんの人や赤ちゃんに囲まれて遊べる環境なんだろうと思います。

 

とても読みやすい本なので、疲れたママさんにぜひ読んでもらいたい一冊です。