家族力 「いい親」が子どもをダメにする

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副題が印象的ですが、「いい親」の定義は予想とは違い、ノーマルな内容で、

子どものいいなりになる「やさしい」友達のような親が「いい親」と定義されているようです。

てっきり、優等生の親だと息苦しくて子どもがだめになるとかそんな内容を想像していました。

いい親子関係は、まず、いい夫婦関係が基本というのには大変うなづけるものを感じます。

また、子どもが優先ではなく家族が優先、というのも納得できます。

本書でも言われていますが、子どもがまだ赤ちゃんの時代はいやおうなく子ども最優先になってしまいます。

赤ちゃんから幼児に移る頃にしつけがはじまり、そのときに優先順位を家族に移すのを失敗すると

共依存の関係になってしまうのだろうと思います。

ちょっと前にはやった友達親子をまっこうから否定し、親は逆らえない存在であることを教えるという

人によっては抵抗がある考え方かもしれませんが、こういったことをしっかりしている家庭では

学級崩壊になるような子どもは育たないだろうと思えます。

また、保育園はセカンドベスト(悪い、とは言わないところがポイント)というのも、

男女共同参画だとか口うるさい時代に勇気ある提言だと感じました。

まだ小さい子どもを預けて働くことの是非は各家庭それぞれの事情ですが、

ベストなのは愛情ある母親が自ら世話をすることに間違いないのに、

それを口にすると何かと問題視されることが多いですよね。

わたしは、愛情をもって24時間お世話ができないという場合は仕事をするのもいいとは思います。

ノイローゼ気味の母親と一緒にいるより、プロの保育士さんにやさしく遊んでもらうほうがいいでしょうし。

そういう意味で保育園はセカンドベストと表現しているのだろうと思います。

 

ただ、欧米の人の書いた育児論を読むときはいつも思うのですが、

基本的に欧米人とモンゴロイドでは同じ育て方はできないと思っています。

何かで読んだのですが、モンゴロイドは脳がより未熟な状態で生まれてくるのだそうです。

なので、より密着した育児を必要としているのだとか。

うまくいけば未熟な分、より発達した脳を獲得できますが、失敗すると動物のように

どうしようもない脳になってしまうこともありうるという繊細な脳なのだそうです。

以前、自立心を育てるために赤ちゃんのうちから個室を与えるという、欧米人のような育児がはやった時代もありましたが、今ではそれはモンゴロイドの日本人には不向きだということで理解されていると思います。

本書では2歳からしつけを開始するべきとしていますが、わたしは、日本人であれば3歳からでいいのではと思いました。