三姉妹、呪いの道行

アフィリエイト広告を利用しています。 

 

 

今日からは主に書評を書いていくつもりです。まずは赤川次郎さんの三姉妹シリーズの16作目。この人の作品は、小学生の頃からの惰性でつい読んでしまうというところもあって、作品としてどうこうとかはあまり言いたくない気持ちもありますが、それでは話になりませんので・・・

 

赤川次郎さんはクラシックに造詣の深い方らしくて、プロの音楽家がよく登場するのですが、この作品にもピアニストが登場します。ピアニストの世界ではコンクールでの2位以下には価値がない、というような厳しい話を耳にしたことがありますが、わたしはそういうストイックな音楽家になんというかすごく惹かれます。自分がちょっとだけピアノをかじっていたことも関係あるのかもしれませんね。自分ができなかったことに挑戦している人にエールを送りたいというか。楽々1位になってしまう人よりも、あと一歩及ばなかった人の苦悩に惹かれてしまうんですね。赤川次郎さんもそういう傾向があるのかな?という感想をもちました。

 

ただ、まあ、これは素直におもしろかったです。このシリーズが好きというのもあるんですけどね。やはり、キャラクターに魅力がありますしね。個人的に長女が好きです。俗にいう癒し系ですよね。こういう人と友達になりたいです。