ハウルの動く城
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宮崎駿さんの、久々の新作ということで結構張り切って観に行きました。
鑑賞中はひとしきり笑い、じーんとし、画のすばらしさに感動し、満喫しました。
ただ、ラストやストーリーについては、事前に人から感想を聞いていたので
ある程度予想はしていたのですが、やや消化不良な感はありました。
観てきたというと、どうだった?と必ず聞かれるのですが(当たり前ですが・・・)
これがとてもむつかしい。うーん、と言葉を濁したままなんと伝えればいいのか悩んでしまいます。
正直、あえて起承転結を崩した、というストーリーは名作に位置付けられるかどうかわたしには判断がつきません。
でも、観ている間中、楽しくてどきどきしてわくわくしました。
登場人物ひとりひとりがほんとうにとてもとても魅力的でしたし。
だから、「あえてオススメとは言わないけど、わたしはとっても好きだったよ」
と答えることにしています。
最初はいろんなテーマがあるように感じ、ちょっと混乱してしまったのですが
メインテーマは、人生を諦めて生きていた一人の女の子が恋をして成長し、
自分の人生を取り戻すということだったように思います。
まさに「生きる楽しさ、愛する歓び」ですね。
宮崎駿さんの描く世界って、すべて「本物以上」なんですよね。
食べ物を描けば本物以上においしそうだし、
街を描けば、本物以上に素敵に見えて、住んでみたいと思ってしまうし
人は本物以上に体温が感じられます。
現実の世界では、大人も子供も生きる意味がわからなくなって、
自分の命も人の命もとても軽々しくなってしまっている。
だからこそ、「生きる楽しさ、愛する歓び」が必要なんですよね。
生きる意味なんて、楽しいからでいいじゃないか、というメッセージが伝わってきました。