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不幸度★★★★★
これでもかというくらい不幸なジョニー・ディップ。
ちょっと抜けた雰囲気が魅力的な俳優さんですが
今回はちょっとどころではありません。
鳥の巣のような髪に無精ひげ、ぼろぼろの部屋着に古ぼけた家。
全身で不幸を表現するとこうなるというお手本のようです。
別れた妻の幸せそうな日当たりのいいおうちがまた対照的で、その落差にまたまた不幸度アップです。
次々におこる不可解な事件もさることながら
わたしは彼の不幸っぷりのよさに終始感情移入しっぱなしでした。
そしてあの一言。彼以上に私のほうがショックだったかもしれません。
スティーブン・キングらしいナンセンス映画ではありますが、見せ方はとても上手だったと思います。
たまには不幸な気持ちを満喫するのも悪くないと思えました。